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東京千楽会の紹介

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東京千楽会の歴史

 東京千楽会(とうきょう ちがくかい)は、日本の伝統ある邦楽、箏(生田流)、三絃(野川流)、胡弓(政嶋流)を勉強している団体です。その団体名は、明治36年京都に生まれた故菊塚千楽(きくつか ちがく)に由来しています。千楽は大正12年に大検校三世を襲名し、昭和48年には紺綬褒章を受賞しました。演奏活動のかたわらチャリティ活動にも積極的で、昭和53年に亡くなるまで、朝日歳末助け合い運動や福祉電話、電動車椅子を贈る運動にも尽力し、数々の感謝状を頂きました。

 千楽の娘の故菊塚麗子は、千楽の意志により人間国宝の故菊原初子に師事し、古生田流組歌と野川流三絃組歌の巻物を伝授されました。そして、1975年昭和50年に邦楽の伝統を継承すべく、東京千楽会を設立しました。

 現在は、東京千楽会会長を引き継いだ菊塚多佳子の指導のもと東京千楽会は、東京、大阪をはじめ、アメリカ、カナダなどで演奏活動を行っています。

初代菊塚

初代菊塚

二代菊塚

二代菊塚

三代菊塚

三代菊塚

会主プロフィール

菊塚多佳子

会主

故三世菊塚千楽を祖父に持ち、幼少のころより母菊塚麗子に手ほどきをうける。

1978年
新曲を沢井忠夫、一恵に師事し、スイス、香港にて公演
1986年
NHKオーディションに合格
1987年
マニラにてアキノ大統領就任一周年記念親善公演に出演
古典を人間国宝菊原初子に師事
1993年
社団法人当道音楽会主催第一回地歌箏曲コンクール
人間国宝菊原初子賞
上海音楽院にて公演
1997年
上方系胡弓を菊津木昭に師事
2000年
インドにて公演
2001年
アメリカ西海岸、カナダにて公演
2006年
アメリカ東海岸、スワースモア大学、エール大学、プリンストン大学にて公演
2017年
野川流三味線本手組歌、及び古生田流箏組歌全曲習得、巻伝授

現在、五代目菊原光治に師事、地唄舞の地方として数々の舞台に出演
琴友会会員、東京千楽会会主
公益社団法人当道音楽会会員
杉並三曲協会理事

公益社団法人 当道音楽会について

 設立は明治38年で、箏・三絃・胡弓を伝承する職能団体として年々発展をつづけ、現在は公益社団法人としての認可を受け、今日にいたっています。日本の古典音楽を伝承する大変由緒ある団体で、家元制度ではない、全国民的な法人として邦楽界唯一の存在です。

 我が国の邦楽団体の中でも、全国規模で展開している点で、各地に多数見られる家元制度の邦楽団体とは体質的に異なっています。

 当道の生い立ちは、古く(西暦800年代)第54代仁明天皇の第四皇子 人康親王が盲人になられてから山科に閉居され、全国の筋目正しい盲人を召されて自ら弦楽を楽しまれ、その盲人の座(団体)を「当道」と称されたことに由来しています。

 その後江戸時代には、幕府の公認団体として当道職屋敷と称され、明治4年の近代化で当道座が解散した後も、「当道」は地歌箏曲そのものの呼称として使用されるようになっています。

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